ある男の記憶。

ここに記してある事は架空の物であり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。

文章化の難しさについて。

  最近は毎晩この時間まで起きている、そのせいで平均睡眠時間は減少の一途である。
  私は悩みやすく、それを吐露するのが不得手である。またそれと同じく他人様の悩みを聞いてあげたりするのも得意ではない。自分の気持ちを上手に表す語彙を持っていないし...こんな意味不明な文章を書いているのだからそれで充分か。
  1人で寝るときは必ずお酒を飲んでから酔いが覚めない内に歯を磨いたりして寝る。そうして結局iPhoneを見ながら思索を続けているうちに涙が出てきてそのうち意識を失うのが定番になってしまった、これは何故だろう。別にこれといって不安な事があるわけではない、ただ漠然と雲を掴む様な不明瞭さでそれは私の心に巣食っている。結局のところ心の病は治っていないとしか思えない。
  いままで何人かの人にはこの事を伝えようとした、みんな真剣に心から耳を傾け理解してくれようとした。しかし駄目なのだ勿論彼らではなく私自身に問題がある、忘れようとして色々な事をしてみるが当然何一つ解決にはならない。悪い事は一通りやってみたので最近は良い事をしてみている、老人に席を譲ったり外人に道案内をしたりと気負わず身近な見て見ぬそぶりをしてきた事をやってみた。しかし当然何も変化することはなく悲しい夜を迎えるだけである。
  断片的に私を知る人が言う私の放蕩や好色さはそんな軽薄なものではない。私は1人で夜を過ごしたくないのだ、朝もやの中次の夜に怯えて1日を過ごしたくないのだ、だから誰かと一緒に床に就きたい。
  なにが不安なのか、どうして悲しいのか全く分からないまま何年もの時が流れていく。いつか変わると信じていたら社会人になる日が近づいてきている。このままで良いのだろうかこんな状態でやっていけるのだろうか。もし駄目なら
いっその事終わらせてしまいたいという思いが常に在る。誰か助けて。