ある男の記憶。

ここに記してある事は架空の物であり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。

クリスマスについて。

  メリークリスマス。もう終わって1時間経ってるけれど。
  私のクリスマス2日間の過ごし方は割愛します、面白くもないから。唯一面白かったのはクリスマスイブのイブは特別な言葉ではなくてイブニングのイブってこと知ることが出来た。ラテン語とかの単語かと思っていた。
  いわゆる聖夜なのか性夜なのか定かではないけれどクリスマスの街を歩いていて気になったことが少しばかりあった。
  クリスマスイブ、行こうという話になって新宿伊勢丹へ行った。まぁいつもどおりといえばいつもの行動範囲なんだけれども何故だからその圏内から外れて斜め向かいにあるビックロへ行った。ビックロというのは言わずもがなビックカメラ+ユニクロの謎なキメラであるにも拘らず新宿三丁目に聳えるモノリスである。そこで私は沢山のサンタさんを目にしたのだ、ツイッターでも同じ話が出ていたけれど沢山のサラリーマン達が3DSやらなんやらを抱えてメモとおぼしきスマホを眺めながらレジに並んでいた。彼らが外回り中なのかとかといった事もさて置きそういった光景を私は羨ましく思った。
  我が家に来たサンタクロースさんは私の口座番号を知っているらしく日本円が振り込まれていた。サンタのメインバンクはクレディスイス銀行なのかと毎年呆れる。これがこの歳だからよいが口座を渡される前からキャッシュポーチ入りの福沢先生である。お年玉の西洋版だと思ったこともあった。
  もちろん等価ならば現金を頂くのが便利に決まっている、親には買わせられないものやその他諸々あるのは当然だから。それでも自分のために時間を割いて考えてくれて悩んで悩んで選んでくれたプレゼントを貰うというのはこの歳になった今こそありがたいことなのだと理解できた。そんな経験を一度でもしたかったなぁと思いながらクリスマスは今年もやってきたのだった。
  しかしまぁ、みなさまは非常に移り気なもので明日学校に向かう時には商店街のモミの木達が門松に変身しているのを見れると思うと吹飯ものである。かく言う私も玄関のリースやら何やらを入れ替えてきたんだけれども。