ある男の記憶。

ここに記してある事は架空の物であり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。

今日旅立つあなた達について。

  ジュラシックパークのBlu-rayを買ったので観ている、ティラノサウルスかっこいい。
  さて、今日は応援指導部さんの人事総会。当然だけれど悲喜交々だと思う。希望に沿った人と漏れてしまった人。何人かの反応を見たけれど、概ねみんな何らかの形で納得しているのかなと思った。ここで「決まった事は仕方ない云々」した所で意味はない。人間はそんな簡単に出来ていないし、特段みんなみたいに3年間全身全霊をぶつけてきた結果が満足出来なければ悔しくて当然だと思う。
  大人になると人は泣くことを避ける。泣くことが恥ずかしい事というのはある側面においては正しいかもしれない、だけれど私がいま話していることに限っては違う。頑張って辛くて悲しくて痛かった3年間が完璧に実ることがなかった、それで涙を流すことの何が悪いのか。涙を流して嗚咽を上げて人にしがみつく事のどこが恥かしい行為なのか私には理解出来ない。もちろん「一先ず幹部でよかったね」なんて上っ面だけの言葉も使う気は無い。
  そして同時に引退したみんな、といってもこれを見る可能性があるのは貴女だけだけれど。ともかくお疲れ様、去年の今頃に三田のベローチェかどこかで話した通りになったのかな。この1年間は貴女にとってどうだったのか、そんな事は私に知り得ないし今さら口を出す権利も無い。ただこの1年間に立ち向かった苦労や困難は筆舌に尽くし難い程貴女を苦しめたと思う。不適切な表現だと思うけれど、その苦難から解き放たれた事を祝福したい。
  またこれから代交代する人たちもいると思う。もしかしたら希望している物とは違う結果になるのかもしれない。これもまた上に書いたのと同じく現実を受け止めろなどとは当然言わない。
  ただ連盟関係者のみんなに言いたい、あなた達が成し遂げてきたここまでの行為は一朝一夕で成せない、凡人でも成しえない。みんなが持っている能力ではない、あなた達は物語の主人公に比する存在だ誇りを持って欲しい。
  『行け、勇んで。小さき者よ。』